管理番号 | 新品 :96850549 | 発売日 | 2024/06/20 | 定価 | 17,000円 | 型番 | 96850549 | ||
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辺塚蘭(ヘツカラン)はラン科シュンラン属の多年草である。 鹿児島県から沖縄県にかけて分布し、常緑樹林内の樹上に生える着生蘭である。 海外では、台湾、中国、フィリピン、ベトナム、インドネシア、マレーシア、ヒマラヤ、インドなどにも分布する。 台湾からインドにかけて分布する寒鳳蘭(カンポウラン)の変種で、やや小形ある。 和名の由来は、鹿児島県肝属郡佐多町辺塚で発見されたことからきている。 しかし、自生地では愛好家による乱獲によって絶滅状態に近いという。 環境省のレッドデータリスト(2007)では、「ごく近い将来における絶滅の危険性が極めて高い種」である絶滅危惧IA類(CR)に登録されている。 草丈は30~40センチくらいである。 線形の葉が5~6枚出て、緩やかに反り返る。 葉は革質で艶がある。 開花時期は10~12月である。 花茎が弓状に下垂する。 3枚の萼片と花弁のうち2枚は白く、中央に紅紫色の筋が入る。 もう1枚の花弁を唇弁という。 唇弁は黄白色で、浅く3つに裂ける。 2枚の側裂片には赤紫色の筋が数本入る。 真ん中の裂片には幅の広い赤紫色の縁取りが入る。 花径は4~5センチである