管理番号 | 新品 :28862460 | 発売日 | 2024/07/18 | 定価 | 15,100円 | 型番 | 28862460 | ||
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カテゴリ |
サイズ:約32x19x18mm重量:約75カラット産地:Urubu mine, Monte Belo, Itinga, Minas Gerais, Brazil.
絶産したブラジルのウルブ鉱山からのリチア電気石仮晶、3.2センチ、75カラットを突破した大きい結晶の上部にダメージではなく、凹凸感を持つシティスケイプと呼ばれるトップ部は一見不透明ですが、実は透明な濃緑色結晶です。この産地で起きた特殊的な現象が無ければこの標本全体はトップ部と同じ濃緑色の結晶となりますが、リチア電気石結晶内部のほとんどの部分はなぜか水晶と置き換え、残された透明な外層部を透かして鮮やかな若草色に呈します。リチア電気石は通常、仮晶現象が発生しない鉱物種ですが、世界中にこのウルブ鉱山だけが確認できる大変レアな産状で、まるで春の若竹のような真っ直ぐ聳え立つ結晶です。ドクター ステファン・シュヴァルツィンガー教授コレクション、ドクターのオリジナルラベルと専用台座が付属致します。 ミナスジェラス州の北東部に位置するウルブ鉱山は鉱山の南西部のアラスアイ地域から続いている鉱脈の一部で、ミナスジェラス州全土に分布する広域宝石ペグマタイト鉱脈に属します。丘陵地帯に露頭するペグマタイトに開かれた穴から採掘する非常に小規模な鉱山ですが、電気石の世界に特殊な地位を占める鉱山です。2000年代初頭にこの鉱山に開けたポケットに電気石標本が採掘され、アラスアイ地域の名産であるキャッツアイトルマリンに非常に似ている産状で最初は重視されていませんが、のちに結晶の内部と外部の性質に明らかな違いがあることが気づかされ、分析で結晶内部のほとんどの部分はなぜか水晶と置き換えされ、さらにこのタイプの標本はトルマリンにコーティングされた水晶なのか、それとも内部から水晶に置き換えたリチア電気石仮晶なのかについて長く論争が繰り広げられていました。外層部にトルマリンの独特な縦方向の条線が確認できるため、リチア電気石結晶が先に形成された仮晶説が現在の主流となっていますが、通常では仮晶現象が発生しない鉱物種であるリチア電気石としていずれも極めて特異的な産状で、原因は鉱山が閉山した現在でもいまだ謎のままである。こちらの商品はウルブ鉱山からのリチア電気石仮晶、3.2センチ、75カラットを突破した大きい結晶の上部にダメージではなく、凹凸感を持つシティスケイプ(画像4)と呼ばれるトップ部は一見不透明ですが、光源を与えると実は透明な濃緑色結晶が確認できます(画像7)。この産地で起きた特殊的な現象が無ければこの標本全体はトップ部と同じ濃緑色の結晶となりますが、リチア電気石結晶内部のほとんどの部分はなぜか水晶と置き換え(画像5,8)、残された透明な外層部を透かして鮮やかな若草色に呈します。リチア電気石は通常、仮晶現象が発生しない鉱物種ですが、世界中にこのウルブ鉱山だけが確認できる大変レアな産状で、まるで春の若竹のような真っ直ぐ聳え立つ結晶です。ドクター ステファン・シュヴァルツィンガー教授コレクション、ドクターのオリジナルラベルと専用台座が付属致します。 この度、コレクション整理のため出品いたします、この機会を是非お見逃しなく。
注意事項
※写真は白熱灯/スポットライト環境で撮影しております。
※天然石のため、多少のヒビや欠け等のダメージがあります。
※お使いのモニターにより写真と実物で色が異なる場合がございます。
※サイズや重量に若干のズレがある場合がございます。
※台座やミネラルタックは付属しません。
不明点につきましては、ご購入前にご確認をお願い致します。