管理番号 | 新品 :65360591 | 発売日 | 2023/11/16 | 定価 | 103,000円 | 型番 | 65360591 | ||
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カテゴリ |
国工院名誉宗匠 関の大業物【兼俊】
本鍛錬の豪壮実戦刀 強靭地鉄に丁子乱れ刃
上手居合拵 青貝散塗鞘 波兎図透鍔 黒鮫皮巻
■コメント■
ご覧いただきありがとうございます。
【銘】
『兼俊』
兼俊刀匠は本名を村山喜之一といい明治36年生まれ、
戦時中は関の陸軍受命刀匠を代表する高位工として活躍し
国工院会員名誉宗匠も務めた昭和きっての名工です。
昭和13年には丹羽兼信・兼延らと共に専属刀匠として
国内最大手の刀剣製作工場「関刀剣株式会社」を設立し、
古式鍛錬にて制作された優品を軍部や将校に納入しました。
昭和16年の新作刀展覧会では第二席・準国工に指定され、
聖代刀匠位列では【上工の列 大業物 関脇格】に列するなど
当時より高く評価されたほか斬れ味凄まじい業物として名高く、
作品は僅少ながら愛刀家・武道家の双方から人気を集めています。
本作は兼俊刀匠の貴重な遺作にして技量漲る本鍛錬刀、
武道家様により試斬に愛用された上手居合拵入の一振です。
振り抜き易い刃長でゴリゴリの身幅と肉厚な重ねを有し
適度に反りついて洗練された流麗な体配は勇壮な覇気に満ち、
手持ちのバランス優れ如何にも斬れそうな風格を纏っています。
板目肌が強靭に錬れて詰んだ地鉄に地沸微塵につき
刃文は飛焼きを交えて華やかに乱れた丁子を焼き上げ
匂口締まって少しく小沸つき刃中頻りに足・葉入るなど、
末備前を思わせる異色の出来口を示した見処溢れる優品です。
作域素晴らしい上手居合拵に鞘・柄ともガタつき無く収まり、
青貝散塗鞘に波兎透鍔、黒鮫皮巻の柄を用いた外装が風格を増し
鑑賞・武用の双方にお薦めできる一振となっています。
戦前の関鍛冶を代表する大業物『兼俊』刀匠による
本鍛錬の豪壮刀を上手拵と共に末永くお手元でお楽しみ下さい。
ご不明な点などございましたらお気軽にご質問下さい。
■詳細■
◇◆ 寸法 ◆◇
刃長:64.6cm 元幅:3.28cm 先幅:2.60cm
元重:0.73cm 先重:0.52cm 反り:1.5cm 目釘孔:1個
刀身重量:795g
(素人採寸につき多少の誤差がある場合がございます)
◇◆
・刃切れ等の大きな欠点は見当たりません。
・刀身のヒケや鍛え疵、錆等はご容赦下さい。
・古物にご理解をいただき神経質な方は入札をご遠慮下さい。
・各所、画像にてご判断いただき不明な点はご質問下さい。
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