管理番号 | 新品 :66028283 | 発売日 | 2023/11/11 | 定価 | 120,000円 | 型番 | 66028283 | ||
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夭折の天才画家 菅野圭介の滅多に出ない1940年作の風景原画です。名品、フランダース古城の3年後に描かれた作品です。紙に油彩、水彩なども併用して描かれています。作品サイズ:240×270mm額装サイズ:333×365mm作品は経年の焼け、シミ等がございます。戦前の独立展に彗星の如くあらわれ独特の色彩感覚で人々を魅了した洋画家、菅野圭介(1909-1963)1935年ヨーロッパに渡り、フランス南東部・グルノーブル在住の画家フランドランの教えを受けた菅野は、帰国後の1937年、独立美術協会展に出品した《フランダース古城》(本展出品)によって一躍脚光を浴びます。単純化された構図と限られた色彩がふしぎな調和をみせる菅野の作品は、洋画界のあらたな才能として児島善三郎らの激賞を受けたのです。つづく戦争の時代にも個性的な画風を失わず1943年には会員に推されました。戦後、互いの才能を認め合った三岸節子との「別居結婚」を宣言し世間を驚かせます。ふたりの関係はわずか5年で破局を迎えます。のちに葉山にアトリエを構え、新たな展開を模索していたさなか、病のため53歳の若さで世を去ります。菅野の作品は単純化された構図と数色に限定された色彩の調和に秀でた個性を持つとともに東洋的、浪漫的といわれる深い詩情を感じさせます。