管理番号 | 新品 :98362495 | 発売日 | 2024/05/06 | 定価 | 9,800円 | 型番 | 98362495 | ||
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「オンリー・イエスタデイ」(筑摩叢書 304) F.L.アレン 著 藤久 ミネ 訳筑摩書房発行 1986年12月20日初版第1刷発行 377頁 索引 8頁 サイズ 約19cm×13cm×2.4cm 定価 2200円 表紙カバー付き 帯付き表紙カバー 僅かにヤケ。薄汚れ。 帯 僅かにヤケ。僅かに破れ 本体三方小口 ヤケ。細かなしみ 本体頁 僅かにヤケ。状態良好。土地ブームやスポーツへの熱狂、性モラルの変化など、現代のすべてが始まった繁栄と狂乱の20年代アメリカを活写して、社会史に新しい地平を拓いた不滅の傑作。禁酒法下のカポネの暗躍、フラッパーと新しい性のモラル、新聞・雑誌の隆盛とラジオの出現、リンドバーグの奇蹟―。現代のすべてが始まった栄光と狂乱の1920年代アメリカをヴィヴィッドな筆致で描き、社会史に新しい地平を拓いた不滅の傑作。改訳新版。【序】(一部)『オンリー・イエスタデイ』が、初めて世に出てから、二十五年の歳月が流れた。そしてこの本は、 すでにアメリカの古典の一つとなったといってよいであろう。あのきわめて異様な一九二〇年代に、 アメリカ合衆国で起こった事柄の一部始終を記述したもののなかで、この本は群を抜いた出来ばえを 示している。また、社会史の書物として、他の著者の追随を許さない一つの様式を確立したものであ る。この本は、広く親しまれ、多くの人びとを楽しませてきた――五十万部をこえる部数が、合衆国、 イギリス、イタリア、日本、ソ連などの各国で刊行されている。アメリカ人が、自分たちの過去につ いて洞察と機知とに富んだ本を読みたいと思う限り、この本の需要は続くし、疑いもなく今後も続い ていくであろう。この本の著者フレデリック・ルイス・アレンは、ハーヴァード大学に学んだ編集者で、有名な人び との事跡と、歴史上のおもしろい瑣事とを、みごとに調合してみせる人間行為の鑑定家といえる。 『オンリー・イエスタデイ』のなかで、彼は麻雀とH・L・メンケンにっいて、クーエの自己暗示療 法とカルヴィン・クーリッジについて、流行広告にのったリスタリンの飛ぶような売れゆきとリンド バーグのパリ飛行などについて書いている。初版につけられた謙虚な序文のなかで、アレンは、時間 が経過すると、主要な出来事についての彼の評価はいくらか違っているかもしれないことを示唆して いた。だが、この本のすばらしさの一つは、起こったぽかりの事柄に、調査によって解明の光をあて ……【目次】 1章 プレリュード―1919年5月 2章 常態への復帰 3章 「赤」の脅威 4章 回復期に向かうアメリカ 5章 生活のしかたと道徳の革命 6章 ハーディングと醜聞 7章 クーリッジ時代の繁栄 8章 誇大宣伝時代 9章 知識人の反乱 10章 アルコールとアル・カポネ 11章 ふるさと、なつかしきフロリダ 12章大強気相場 13章 崩壊 14章 余波―1930年、31年