管理番号 | 新品 :71056824 | 発売日 | 2024/05/16 | 定価 | 10,300円 | 型番 | 71056824 | ||
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90年代に発売されたNS-10MMのバスレフ改造版です。そもそもNS-10MMとは「NS-10MのMii版」とのネーミングでしたが、さすがにこのサイズでは低音が貧弱で、とてもあの名作モニターに比肩されるようなものではありませんでした。そこで、バスレフポート(直径18mm・長さ36mm)を前面に付けて、ウーハにポリマー加工とエッジ柔軟化を施し、低音を大幅に増強してみました。その結果…。自信を持っていいますが、オリジナルよりも完全に上、大幅に音質が改善されました。◎低音増強もさることながら、こもっていた感じの音質が、すかっと晴れて自然な音になりました。これはバスレフ化がウーハへのポリマー加工と相性抜群であることもあります。■バスレフ化…低音が増強されるが、多少音がぼんやりする。■ポリマー加工…低音を硬質にし、音を引き締める。結果として、このふたつのイイトコどりになり、スピーカーシステム自体のクオリティが格段に上がりました。天然ゴム製フィラー(写真9枚目)を付けましたので試してみてください。withフィラーだと完全に元の音に戻りますが、常用することはほぼないでしょう。◎では、なぜヤマハは最初からこのような設計にしなかったのか? その理由は「大ヒットモデル・NS-10Mにあやかった名前にすること」が当時の至上命題だったからでしょう(推測に過ぎませんがおそらくビンゴ)。「NS-10MのMiiを名乗る以上、密閉型」というところに設計コンセプトがあったのだと思います。しかし、この大きさで密閉型はさすがに無理がありました。その証拠というべきか、だからこそ本機後継機のNS-10MMTは背面にバスレフポートがあります。ただ前面にあった方が直接低音がドンときますし、見た目も悪くありません。特に本棚などに収まる本機の場合、後ろのポートがふさがれてしまうことも多いでしょう。その点、前ポートなら絶対に大丈夫です。◎この個体は、バスレフ、ポリマー、エッジの加工を終えた後、乾燥ルームで30時間以上の鳴らし込みを終え、サイズを超えた音質となりました。◎かなりの美品ではありますが、発売からすでに四半世紀が過ぎています。微細キズ、微細打痕など、もしかしたらあるかもしれません。そのあたりはご承知おきください。幅107x高さ191x奥行140mm。【058麻】