管理番号 | 新品 :11511168 | 発売日 | 2024/01/09 | 定価 | 22,000円 | 型番 | 11511168 | ||
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カテゴリ |
女筆指南集(長谷川妙躰女筆手本) 【判型】大本3巻3冊。縦265~273粍。 【作者】長谷川妙躰(妙貞・筆海子)書。 【年代等】享保19年初刊。江戸中期後印([大阪]渋川与左衛門ほか板)。 【備考】分類「往来物」。『女筆指南集』『女筆続指南集』『女筆続後指南集』(未刊か)という妙躰の三部作の一つで、本書は特に初心者用に編まれた短文の女筆手本。本文を概ね大字・2~5行・無訓で記す。上巻には「御てならひめてたく候。かしく」以下の短文(単文に書止の「かしく」を付けただけの文章)14例を大字・2行、並べ書きで綴る。また、中巻は概ね並べ書きだが散らし書き数通を混ぜ、「七夕へ手向」(和歌)2首と「きのふはさか野より暮かたに帰まいらせ候。かしく」以下の短文10例、下巻は「便に任、一筆とり向まいらせ候。かしく」以下の短文10例で、上・中巻とは対照的に初歩的な散らし書きで認める。各巻の巻頭に挿絵(上巻より順に「手習い図」「七夕図」「松と紅葉図」)を掲げる。後印本の題簽に「筆海子長谷川氏・手本尽六冊之内」と刷り込まれたものもあり、同様に『女筆続指南集』の原題簽にも同じ記載が見られるから、一時、『指南集』3冊と『続指南集』3冊の合計6冊組みで販売されたのであろう。このほか、文化3年にも『女筆指南集』『女筆続指南集』『女筆岩根の松』を合わせた2冊本が刊行されている。 ★原装・題簽付・状態良好(取り合わせ本3冊)。記名なし・蔵書印なし。稀書(全国に所蔵数カ所(国文学研究資料館DB))。