管理番号 | 新品 :06420788 | 発売日 | 2024/06/16 | 定価 | 30,000円 | 型番 | 06420788 | ||
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名古屋 鈴木バイオリン社 ThreeSギター W-400 貴重なselected German spruce単板 Martin D41コピー 本アバロン
1970年代のギターでD-41のコピー機は数多くありますが、このクラスで、ジャーマンスプルースの単板を採用した中級機はThreeSギターだけではないでしょうか
現在のレギュラーの41はシトカスプルーストップの28に煌びやかな装飾を施したもの、とされていますが、70年代のMartin D-41は74年まで、D-45同様、ジャーマンスプルーストップでした
エゾマツより、かなり値が張り、アディロンに次いで高価な材で、最近は楽器に使えるグレードのジャーマンスプルースは採れず年々希少になっていると言われています
ドイツ松は古くからバイオリン、ピアノの響板などに使われていた、とても歴史のあるトーンウッドです
☆マテリアル
表板 : 特選 ドイツ松単板
裏板 : ローズウッド3ピースバック
側板 : ローズウッド
棹 : マホガニー
指板 : ローズウッド
駒 : ローズウッド
本ヘキサゴン・ドットポジション
鼈甲・セル・ピックガード
アバロニー・セル・バインディング
美し杢目のローズウッドボディは、やや赤ワイン色で、とても美しい仕上げになっていて傷も少なく艶があります
☆コンディション
ネックの
70年代のギターによくある、サドルを限界まで削って、無理やり適正弦高にしたものではなく、サドルの出しろ十分でテンションも正常です、音詰まり、ビビリなどはありません
製造から42年を経たギターとしてはミントと言える
バック、サイド、ネックは比較的傷は少ないと思います
当時のギターとしてはフレットも適度に高く、ソロ弾きした時の指の感触は、当時としては突出してMartinの弾き心地に近いと思います(私個人の感想です)
☆名古屋鈴木バイオリン
名古屋スズキバイオリンは、日本で最初に弦楽器を制作し、フォークブームでアコースティックギターが飛ぶように売れていた時代でも、一台一台丁寧に誠実なギター作りを最後まで貫いたメーカーです
本機のネックジョイントは高い技術を必要とする、Martin D-41と同じダブテイルジョイントです
他社は以外とパートさんでもネックを継げる工法が採用されていました
サウンド、クオリティ、ともに当時の他メーカーの型番50は軽く凌駕していて、60を超える品質なのは、手にとって見ていただいただけでも頷いて頂けるのではないかと、そして、弾いて頂いたらさらに納得して頂けると思います
同時期のMo社では型番200でドイツ松が採用されていますが、150はスプルース単板となっています
当時の、上、中級機の【指板、駒 エボニー】のカタログ表記は、ほぼストライプ エボニーで、黒檀ではありませんので、指板のグレードもそんなに見劣りしないと思います
☆音質
音量は十分あり、各弦のバランスも良く倍音豊かで素晴らしい鳴りのギターだと思います(私感です)
ネットの記事で読んだ、バックとサイドの板はサポート的な役割で、トップ板の良し悪しが重要、という意見が同業者と一致したという製作家の方の意見に、素直にうなずけた個体です
ナット&サドルはThreeSの当時の純正品で樹脂製です
十分な鳴りで、そのまま使用していました、牛骨などにカスタマイズされるのも良いと思います
製造から40年と少し経過した個体としては、傷や劣化はかなり少ない部類に入るかと思いますが、実際に使用していたギターで、細かいキズや見落としなどあるかも知れません、神経質な方のご入札はお控えくださいますよう、呉々もよろしくお願います