昭和天皇関係書籍一式（その２）

『青年君主昭和天皇と元老西園寺』著者：永井和京都大学出版会２００３年７月　初版第１刷　A5判536頁　政治的政治的青年君主を元老はいかに補佐したか。摂政時代の久迩久訓戒から張作霖爆殺事件=田中首相辞職まで、青年大権君主の「立憲政治」を演出した元老・宮中グループの行動を新資料を駆使して克明に描く。目次　第１章　裕仁親王、摂政となる　第２章　摂政、久爾宮を訓戒する　第３章　西園寺公望、最後の元老となる　第４章　昭和天皇、田中内閣を倒す　第５章　張作霖爆殺事件と田中義一首相の上奏　第６章　昭和天皇は統帥権の運用を誤ったか　第７章　「輔弼」をめぐる論争　あとがき　索引『昭和天皇と近現代日本』著者：後藤致人吉川弘文館２００３年６月　第１刷　A5判288頁　「宮中グループ」における天皇や皇族集団、内大臣木戸幸一の果たした役割から、昭和天皇の位置付けがいかに変化していったかを検証。さらに、地域社会や戦後の在位と保守政治との関係等を探り、天皇の存在を考える。目次国民国家の再編と昭和天皇１　華族社会の展開と「宮中グループ」　　明治における華族社会と士族社会　大正デモクラシーと華族社会の変容Ⅰ　大正デモクラシーと華族社会の変容Ⅱ２　太平洋戦争と天皇・宮中　「宮中新体制」における皇族集団の位置　「宮中新体制」における内大臣木戸幸一の位置と役割　昭和戦前期における地域社会と天皇権威３　天皇と戦後社会　敗戦・戦後と華族社会　昭和戦後期における地域社会と天皇権威　戦後政治における昭和天皇の位置　天皇代替わりと象徴天皇制昭和天皇と近現代あとがき索引