管理番号 | 新品 :16101337 | 発売日 | 2024/06/19 | 定価 | 200,000円 | 型番 | 16101337 | ||
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カテゴリ |
天下三作 粟田口藤四郎【伝 山城国吉光】
本阿弥日洲鞘書 名品寸延短刀 地刃傑作出来
奇跡の健体 振袖茎 生ぶ無銘 最上手白鞘 金着ハバキ
■コメント■
ご覧いただきありがとうございます。
【鞘書】
『勢州正重作 時代室町 長サ一尺二寸 出来見事也』
吉光は鎌倉時代中期に活躍した山城国の刀工で
通称を藤四郎といい粟田口国吉の四男と伝えられ、
古来より新藤五国光と並んで短刀・直刃の名手と讃えられ
相州の正宗、越中の郷義弘とともに「天下三作」と呼ばれる
まさに刀剣史上の最高峰と誉れ高い稀代の名工です。
『骨喰藤四郎』や『薬研藤四郎』など数多くの名物を世に残し、
享保名物帳には正宗に次いで多い計三十八振もの作品が掲載され
室町期には武家の贈答に於ける第一位の礼物として珍重されたと云い
豊臣秀吉をはじめ全国の諸大名家に吉光の作が伝来しています。
本作は刀剣鑑定の権威・本阿弥日洲先生の極め鞘書がなされ
奇跡的な健体に加え山城伝の見事な出来を示した名品短刀です。
刃長約1尺と伸びやかで広い身幅と肉厚な重ねを有し
太い樋を両面に掻き通して勇壮な姿に優美な気品を添え、
杢交じりの小板目が強く錬れて縮緬風に詰んで潤う地鉄に
地沸微塵について頻りに地景入り沸映りや地斑調の映りが立ち、
刃文は粟田口の真骨頂である中直刃に喰違い刃を交えて小足入り
匂口明るく冴えてびっしりと小沸つき金筋・湯走り盛んに働くなど、
吉光の崇高な技量と奥行ある見処を示した古雅なる逸品です。
振袖形の生ぶ茎は時代ある山城物の特色であり、
鑑定審査による今後の出世にも大いに期待が持てます。
また鯉口・鳩目に水牛角を使用した最上手の白鞘と
金着化粧ハバキによる仕立てが本作の風格を際立たせ、
魔を除け邪を祓う御守刀としてもお薦めできる一振です。
刀剣界の頂点と名高い『粟田口吉光』極め鞘書入、
傑作出来の寸延短刀を末永くお手元でお楽しみ下さい。
ご不明な点などございましたらお気軽にご質問下さい。
■詳細■
◇◆ 寸法 ◆◇
刃長:30.4cm 元幅:2.78cm 先幅:2.23cm
元重:0.71cm 先重:0.52cm 反り:0.1cm 目釘孔:1個
(素人採寸につき多少の誤差がある場合がございます)
◇◆
・刃切れ等の大きな欠点は見当たりません。
・多少のヒケや鍛え等はご容赦下さい。
・古物にご理解をいただき神経質な方は入札をご遠慮下さい。
・各所、画像にてご判断いただき不明な点はご質問下さい。
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