インドネシア・チレボンの手描きオビン・バティック布(おしん)

インドネシア・チレボンの最高級手描きオビン・バティック布(おしん)
ジャワ海に面した西部ジャワ州の小さな港町であるチレボンのバティック布です。チレボンは古くから交易で栄えた町のため、イスラム文化圏をはじめヨーロッパやインド、中国の影響を強く受けた、インドネシアの中でも独特の文化が見られます。そのためバティックにおいても、ジャワの他の地域とは異なるチレボン特有のデザインが多く、"Batik Cirebon"は世界中のバティック愛好者の垂涎の的です。
伝統的なチレボン・バティックの色合いの特徴は、薄いベージュに先染めされた生地に赤や紺・茶色がメインに使用されたものが多いことです。しかし最近では中国風の鮮やかな赤やグリーンで染められた華やかな印象のバティックも多く作られています。
これはインドネシアで最高級のバティックブランドである「BIN HOUSE」用のチレボン・バティックを作成している工房の品で、いわゆるバティック・オビンと呼ばれる更紗です。質的にはチレボン随一を誇っています。ちなみにインドネシアのデパートでも4～5万円ほどの価格で売られています。日本の専門店ですと10数万円ほどするようです。未使用品。サイズは約101 X 230cm。モチーフはずばり“おしん”！日本を強く意識して作った、と力説していますが、なんとなく中国風な感じも否めませんね。テレビドラマの『おしん』はインドネシアでもかつて大ヒットしました。一点ものです。 インドネシア文化宮は、インドネシアの24時間ニューステレビ局『メトロTV』東京支局がプロデュースするインドネシア情報発信基地です。
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